能登半島を襲った記録的大雨の被害について(続報)
本日(9/26)10時頃、ようやく旧道を通りながらブドウ畑のある門前町皆月まで向かうことができました。(現在は、緊急車両および地元住民のみ通行が許可されております)
まずは、ハイディワイナリーがこれまでお世話になってきた方々の無事が確認できたこと、とてもホッとしております。1/1の災害により損壊した建物や仮設住宅で住まわれていた方々が多く、とても苦しい思いをされていたことと存じます。今後は、物資支援や声掛けからはじめます。高齢の方が多いため、一時的に市外へ避難したとしても、また一緒に暮らしていけるよう、我々は営みを続けていく覚悟です。
その後、ハイディワイナリーのブドウ畑を確認するため、スタッフと一緒に皆月湾を望む高台へ向かいました。
なんと!斜めに倒れながらも耐えているプティヴェルドとカベルネを発見。広範囲にわたって傷んでいるものの、すぐに対処すれば収穫および醸造に繋げられると確信しました。
これからスタッフ総出で収穫準備にとりかかります。今週の土・日で残ったブドウを一気に収穫する方向です。
10/5に収穫ボランティアの方々を募っておりましたが、お気持ちのみ受け取らせて頂きます。本心としては、スタッフのみでは人手が全然足りず助けて頂きたいのですが…石川県の発表により通行が緊急車両および地元住民に制限されており、どうしようもない状況です。
地震発生から9ヶ月間、沢山のボランティアの方々に助けていただきながらブドウ栽培を続けてきました。その後、今回の豪雨によりブドウ畑の仕立てが酷く損壊、仮修繕箇所も全て1/1の時以上にボロボロに。残念ながら、ゼロではなく、マイナスからのスタートになりそうです。
それでも今回耐えてくれたプティヴェルドとカベルネの姿を見て、スタッフ一同かなりパワーをもらっています。
大地震、豪雨、洪水など、苦難が続きますが…きっと、それでも諦めずに一歩一歩進んでいけば、偉大で美味しいワインができると信じています。
皆様と共に歩んでいきたいです。
引き続き、宜しくお願い致します。