石川県輪島市門前町千代地区にあるハイディワイナリーの現在の状況について、弊社代表取締役の高作正樹がお知らせ致します。

１月１日１６時１０分頃に、事務所にて１人で棚卸作業をしておりましたところ、激しい縦と横の揺れを受けました。大きくバウンドしながら１人机の下に避難し上から降ってくる備品から身体を守り、衝撃から難を逃れました。

その後、家族・スタッフの連絡を取りながら外へ避難し、また、近隣宿泊施設から出てこられる帰省客や観光客の方々、高台に上がってくる方々を、より安全な駐車場へ誘導し、津波から難を逃れました。

そして、家族、スタッフおよびその家族は、全員の無事が確認でき、安全なところへ避難しております。

以下、畑・建物・設備・商品の被害状況です。

【畑】

土地の地形が変化し、杭が倒れたり番線が緩んだりと全体的に補修が必要です。ただ、樹木は元気そうです。

【醸造所】

ステンレスタンクや機械設備がぶつかり合っており多少の損傷が見受けられます。ただ、修理が若干必要です。

【レストラン】

敷地・建物・設備の損傷が激しく、立入を禁止して全体的な修繕が必要な状況です。落ち着きましたら専門業者に確認依頼します。

【商品(ワイン)】

スパークリングワインが約30本ほど割れましたが、今年の醸造分も含めた約25,000本は割れずに鎮座しておりました。ただ、瓶同士がこすれて少々キズがつきました。ご購入していただける方々にお許し頂ければ、出荷したく思っております。

インフラについて、金沢への道の多くに突起・ひび割れ・段差・地崩れが起きております。現在のところ、出荷の目処が立っておりません。既にご注文いただいている方々には大変ご迷惑をおかけしますが、しばしお待ちいただければ嬉しいです。

病院・救急・消防の方々が昼夜問わず全壊・半壊している民家等から救出作業を実施しております。

また、地元土建業者の方々も自主的に避難路確保のために土砂で割れ目や段差の補修を実施しております。弊社のある地域は木造古民家が多いため、住居の被害が目視で甚大と認識しております。

救助復旧に相当な時間がかかることが予想されておりますが、我々も一緒に頑張っていければと思います。